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骨盤底筋バイオフィードバック

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マイオトラック3

マイオトラック3がバイオフィードバックによるケーゲル体操の見える化を実現。
ケーゲル体操を助長し、確かな効をが実感。

マイオトラック3
特長

節電図バイオフィードバックトレーニング機器

≪医療用節電計システム マイオトラック3≫
マイオトラック3のような骨盤底筋トレーニングは、1950年代にKegelらが提唱し、日本ではケーゲル体操として知られています。
これは産後の骨盤底機能不全による、性機能の回復と腹圧性尿失禁の予防および改善を目的として開発されたトレーニングです。
欧米、日本とも産褥体操として実施されているだけでしたが、腹圧性尿失禁が就労女性のQOLを著しく低下させることから、手術療法の進歩とともに再び見直されるようになりました。
西欧、中華民国、韓国では産婦人科医も加わったUrogynecologistが看護師、理学療法士らとチームを結成し、手術療法だけでなく、骨盤底筋トレーニングも治療法の一環として広く取り上げられています。

骨盤底筋トレーニングは、随意的に尿道括約筋を収縮する方法を習得することと、骨盤底筋の緊張改善による尿道閉鎖圧の増加により尿失禁を防ぐことが可能となります。これは腹圧性尿失禁だけでなく、切迫性尿失禁においても有効なことが分かっています。

骨盤底筋は、随意収縮が可能な横紋筋であります。
自律的に機能しており通常は骨盤底筋の活動を意識することができません。
したがって、骨盤底筋をトレーニングするためには、まず骨盤底筋の働きを意識し、確実に筋収縮を随意的にコントロールさせることが必要となります。
しかし、初心者では骨盤底筋を働かせようと努力することにより、必ず腹筋の活動が強く起こるため、腹圧性尿失禁を助長させてしまいます。

筋電計マイオトラック3は、1チャンネルを骨盤底筋に、もう1チャンネルを腹筋にと、2つの筋活動を確実に同時計測する事が可能な機器です。

トレーニング対象者は、自分の骨盤底筋と腹筋との活動をパソコン画面上のグラフや数値によって客観的に捉えることが可能となり、骨盤底筋の随意的コントロールを短時間で簡単に修得する事ができるようになります。
骨盤底筋トレーニングの効果は、マイオトラック3による筋電図バイオフィードバックを導入することで高まるのです。

トレーニング効果のエビデンス

腹圧性尿失禁の女性に対する骨盤底筋バイオフィードバック
ランクA・・・
McDowell※1)ら(1999)は、家庭にいて60歳以上の痴呆のない105人をバイオフィードバックを併用した骨盤底筋訓練群と何もしないコントロール群に分け、治療群で73.9%の失禁回数の減少を認めたと報告した。

Weatherall(1999)は、単独の骨盤底筋トレーニングとバイオフィードバックの併用とのメタ解析をした結果、単独よりもバイオフィードバックの併用が有効であることを報告している。

Pages※2)ら(2001)は骨盤底筋群訓練とバイオフィードバック療法との無作為抽出試験を実施した結果を報告している。
40例の軽度~中等度尿失禁を有する婦人に対し4週間の病院での訓練の後、2ヶ月間自宅での訓練をした成績で、骨盤底筋群訓練は尿失禁消失28%、改善68%に対し、バイオフィードバック療法は消失62%、改善38%とのべ、バイオフィードバック療法は有用かつ骨盤底筋群の強い収縮圧を得ることができると報告している。

切迫性尿失禁の女性に対する骨盤底筋バイオフィードバック
ランクA・・・
Burns※3)ら(1990)は、腹圧性あるいは混合性尿失禁を有する135例の女性患者をケーゲル体操群と、ケーゲル体操+バイオフィードバック療法群、コントロール群にわけ、前2群間はコントロール群に比べ有意に失禁回数が減少したが、前2群間では差は認められなかったと報告した。

Burnsら(1993)は、括約筋不全を有する135人の高齢女性を対象としてバイフォフィードバック療法の有用性を検討し、バイオフィードバック群のみが骨盤筋電図上優位の改善を示したが、バイオフィードバック+骨盤底筋訓練、骨盤底筋訓練いずれの有効性も6ヶ月間は持続したと報告している。

Berghmans※4)ら(1996)は、腹圧性尿失禁のみを有する44例の女性を対象に、骨盤底筋訓練にバイオフィードバックを組み合わせる治療の有意性を検討する無作為化試験を試み、症例数が少なかったため効果の上積みは証明されなかったものの、バイオフィードバックを組み合わせることでより高い効果が期待できるのではないかと述べている。

Wyman※5)ら(1998)は、45才以上で痴呆がなく、腹圧性尿失禁か切迫性尿失禁を有する204人の女性を、膀胱訓練、バイオフィードバックを用いた骨盤底筋訓練、併用の3郡に分け、12週目の改善率は併用群がいちばん高かったと述べている。

エビデンスレベル

レベルⅠ.大規模のRTCで結果が明らかなもの
レベルⅡ.小規模のRTCで結果が明らかなもの
レベルⅢ.無作為割付によらない同時期の対照群を有するもの
レベルⅣ.無作為割付によらない過去の対照群を有するもの及び専門家の意見が加わったもの
レベルⅤ.症例集積研究(対照群のないもの)及び専門家の意見が加わったもの

ランクA 複数(2つ以上)のⅠ,Ⅱレベルの論文により統計学的に有効とされていた治療法
ランクB 統計学的に有効であるⅠ,Ⅱレベルの論文が1つしかない場合の治療法
ランクC レベルⅢ~Vの研究でしか有効性が証明されていない治療法

引用論文
1)McDowell BJ,Engberg S,Sereika S,Donovan N,Jubeck ME,Weber E,Engberg R.Effectiveness of behavioral therapy to treat incontinence in homebound older adults.
J Am Geratr Soc.1999 Mar;47(3):309-18.

2)Pages,Ines-Helen MD,PhD;Jahr,Silke MD;Schaufele,Michael K.MD;Conradi,Eberhard MD,PhDAmerican Joural of Physical Medicine & Rehabilitation:July 2001-Volume80-Issue7-pp494-502
Urinary IncontinenceComparative Analysis of Biofeedback and Physical Therapy for treatment of Urinary stress Incontinence in Women.

3)PA Burns,K.Pranikoff and TH Nochajskiet al.,A comparison of effectiveness of biofeedback and pelvic muscle exercise treatment of stress incontinence in order community-dwelling women,J Gerontol 48(1993),pp.167-174.

4)Berghmans LCM, Weil EJH, Frederiks CMA, de Bie RA, Smeets LWH,van Waalwijk van Doorn ESC et al.
Efficacy of biofeedback for genuine stress incontinence.Neurourology & Urodynamics 1996;15(1):37-52.

5)Wyman JF,Fantl JA, McClish DK, Bump RC.Comparative efficacy of behavioral interventions in the management of female urinary incontinece Program for Women Research Group.American Joumal of Obstetrics Gynecology 1998;179(4):999-1007.

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